2009年12月11日金曜日

Google IMEにLinux版の予定なし

「グーグルでないと作れない日本語入力ツールを作った」--Google日本語入力の狙い:ニュース - page2 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20404907-2,00.htm
 日本語入力ツールを無料でグーグルが配布することで、既存のプレーヤーのビジネス環境は厳しくなる。例えば日本ではATOKを販売するジャストシステムが大手だが、赤字が続いており苦しい経営状態にある。この点について及川氏は、「われわれは日本語環境を良くしたいだけだ。IMEは市場が縮小している状態で、技術的なイノベーションが見られなくなっている部分もある。新しいアプローチでわれわれが日本語入力ツールに参入することで、市場が活性化することを期待している」と話し、グーグルの参入は市場にとってプラスとの考えを示した。

 なお、Google日本語入力の対応OSはWindows 7、Vista SP1以降、XP SP2以降の32ビット版、およびMac OS X v10.5(Leopard)以降。LinuxやモバイルOSに対応する予定は「現在のところない」(及川氏)とのことだ。
Googleの標語は「悪人になるな」ではなく「悪人だと見られ(バレ)ないように注意深く行動しろ」だと思う。

「ひとつ」などが「一つ」にはなるが「1つ」等にはならなかった気がするし、その他様々な機能でATOKに及んでいないのだから単純に商売の邪魔、Windows環境にGoogle謹製のappを潜り込ませて知名度をあげるくらいしか考えていない気がする。MSが中国にIME開発を投げて日本人から見てどんどん使い物にならなくしている隙をついてただでさえOS建て売りというbusiness modelが危ういMSの牙城を・・・といったところか。知性・知恵や才能の勝利ではなく、Googleの資金力の勝利。

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20404907,00.htm
 「インプットメソッド(文字入力システム)で成功や失敗を経験しているメンバーが集まったので、良いアーキテクチャを考えられたのではないか」
??????ATOK開発者がこの中に?
また、「今日」と入力すればその日の日付が候補に登場する。
もしかして ATOKの機能。Googleの資金力の勝利。

しょっちゅうserviceが死ぬのに基盤で講演していた某hatenaとか、securityのfixが出ている日にrubyはsecureとか講演していた変なのを彷彿させる。

GoogleというとStreet viewの悶着や侵入で有名な悪の枢軸企業です。



Googleが予定しているChromium OSでGoogleの各種serviceを日本人が利用する際に、全員が全員「ローマ字」や英語で文章を打つかというとそのような情景は到底想像出来ず、英語圏だけに向かってreleaseするとも考えがたい。従って、Chromium OSを世界に対してreleaseする場合、各言語に対応したIMEが同時にreleaseされる筈である。Linux専用の日本語入力はGoogleにとってreleaseする意味はないがChromium用のIMEは必ず出してくると考えると、

Official Google Blog: Releasing the Chromium OS open source project
http://googleblog.blogspot.com/2009/11/releasing-chromium-os-open-source.html
There is still a lot of work to do, and we're excited to work with the open source community. We have benefited hugely from projects like GNU, the Linux Kernel, Moblin, Ubuntu, WebKit and many more. We will be contributing our code upstream and engaging closely with these and other open source efforts.

からLinuxとの互換性がかなり高い形でreleaseされると予想される。

Windowsに向けて日本語入力IMEがrelaseされたのは日本人にはWindowsの利用者が多い事、それらのuserからのfeedbackでWindowsの日本語入力環境に伍する環境をChromiumに搭載する為の知見を得る事が目的と思われる。

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